午前6時30分起床。浅草は晴れ。25日の[I Love ももさん。陳麗さんからのお弁当。]で、陳麗さんを見たかったら、東京ウォーカーの8/5号 [浅草/納涼雑貨&路地裏スイーツ・隅田川花火大会・下町ソウルフード]をご覧あれ、と書いたら、そんなもんうちでは売ってないわ、というご意見が多数寄せられた。
考えてみれば、東京圏以外では、それは(たぶん)ご尤もな意見なのであって、それでは、と当該記事をここに載せておくことにした。
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この記事の何が面白のか、というと、色川と並木の藪と居酒屋浩司が、「下町ソウルフード」として、同じ誌面に並んでいることなのであって、これはデータベース的というか、スーパーフラットな感覚なのである。
つまりこの記事では、歴史も生い立ちも、そして客層も違う(たぶん)、それぞれの店が、「下町ソウルフード」というタグ付けにおいてフラットなのでる。この感覚は、Web化する社会を象徴していたりするな、と(あたしは)思うし、そしてそれは、(あたし的には)まったくフツーの感覚なんだけれども(このブログもスーパーフラットに書いている)、浅草的にはけっこう凄いことだわね、と思うのだ。
そんなもので、これはある意味画期的な記事なんだけれど、残念ながらその編集センスはあんましよくない。とくに"モツストリート"なんていうヘタレなネーミングは止めてくれ!なのであって、ここは"ホッピー通り"、若しくは"煮込み通り"という立派な指し示しがあるのである。そして店を紹介するテクストは読むに値せずなのである。つまりあたしは、140Bがこれをやったら、どんな記事にしたのだろうか、と思ったりしているわけだ。
居酒屋浩司浅草店 |
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Comments [2]
No.1大阪・江さん
居酒屋浩司、ですか。
あそこは街的極まりないいい店ですね。
「日の高いうちから居酒屋浩司でスジの煮込みでホッピーを飲んでいる。
ということが、なぜ浅草では罷り通るのかを説明しなくてはならない」
ということを、今度なんかで書かなあかん思てました。
それにしても「これぞ下町の正しい飲み方。モツストリートで乾杯!」って、あーた、「これぞ下町の正しくない書き方。煮込みも、ホッピーも、桃知も泣いている」ですね。
No.2ももちさん
>江さん
はい、あたしは泣いています。こんなにくそ寒い文字の羅列は流石に角川だと思うしかないのですが、色川も並木の藪も台無しですわね。居酒屋浩司はまったく別の店のようです。
色川と並木の藪は、あたしが書きたくても書けない店なんですよ。そういう店が浅草にはまだあって、それは「街的」ではありますが、むしろ「無形文化財」のようなもので、あたしの語彙ではおいつけないのです(ずっと「遅れてきた者」のまんまですわ)。
それをここまで最小公約数(「1」)的に書けるのはある意味才能かとは思うのですが、なんともな、なのでございます。だから140Bが編集したらどうなるか、なのですね。140Bに浅草を書かせたいです。