元祖 盛岡とんてき 2009年5月23日画像更新
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盛岡のとんてき
網玄での夕餉のとき、メニューに「とんてき」をみつけたあたしは、条件反射でオーダーを入れてしまった(写真右)。
それは、四日市のパトリフード「とんてき」(という語彙)が盛岡にあるのことへの敬意であり、海鮮の中に、豚肉が入るのも面白いか、という遊び心だが、地元の向井田さんや下河原さん曰く、盛岡市内にも老舗のとんてき屋はある、と。
それが、「リストーロ 金宝堂」なわけで、8月1日の昼餉(ランチ)は、急遽、元祖 盛岡とんてきとしたのだ。
元祖 盛岡とんてき
あたしは、元祖 盛岡とんてき(900円)に、Aセット(ご飯+サラダ+味噌汁で350円)を頼む。(ランチの時間はこれに飲み物が付く)。
出てきた「とんてき」は一枚ロースの立派なもので、ホークとナイフがついてきたのに驚いたが、付け合わせの野菜も洋食然としていて、その完成度の高さにも驚いた。
しかしそれはカレーとタマネギの香りに覆われていることで一挙に和むのである。カレー味の「とんてき」といえば、うちの近所の「とんかつ 洋食 春」の「とんてき」なのであり、それと同じ香りがするのである。
あたしはホークとナイフで肉を全部切断し(あたしの世界の)「とんてき」らしい姿にして(ごはんのおかずとして)箸で食べたのだが、食べてみれば味も「春」によく似ている。定休日も同じじゃないか?
金宝堂ではこのソースを「リストーロソース」とよぶのだけれど、ようはカレー粉とケチャップベースの懐かしい味付けのソースなのであって、あたし的には、ストライクな「とんてき」なのであった。タマネギもうまい。
リストーロ 金宝堂
開運橋の直ぐ近くにある半地下の店は直ぐ見つかり、店内に入れば、どこかで浅草的な(昔の)お姉さんがお出迎えしてくれる。
建物はうちの近所の洋食屋よりずっと立派だけれど、雰囲気は、うちの近所とあんまり変わらない。つまり落ち着く。店名の「リストーロ」は、イタリア語で「元気回復」とか「元気にさせる食べ物」という意味らしいのだが、そういうなんだかよくわからないところもいい。
リストーロ 金宝堂 (KINPODO リストーロキンポウドウ) (洋食 / 盛岡) |