午前7時起床。浅草は雨。相変わらずの肌寒さだ。さてこれは、昨日までうちで勉強していた村上さんからの頂き物で、映画『嫌われ松子の一生』パンフレット(中島哲也監督サイン入り)である。
この映画が公開されてから既に2年以上経っているわけだけれども、あたし的には、いまだに最高の邦画のひとつで、それは強烈なエレクトラコンプレックス(象徴の貧困)と、それ故にパトリを欲望せざるを得なかった「かなしい」女の物語だった(とあたしは受け止めた)。
あたしがそんな書いたレビューを、村上さんは覚えていてくださったのであって、わざわざお持ちくださったのだ。それは嬉しい「贈与」であって、写真撮影の後は、あたしのコレクションボックスに収納なのである。