今回の伊勢神宮参拝は、岩見沢建設協会の皆さんの研修旅行に便乗させていただいた。昨夕、鳥羽の宿へ入り、今朝、皆さんと一緒に内宮を正式参拝。写真は神楽の後の饗膳である。個人での参拝だと、正式参拝というのは敷居か高い。ましてや饗膳なんて経験することもないだろう。岩見沢建協の皆さんには大変お世話になり、感謝なのである。
饗膳
饗膳は、いってみれば直会(なおらい)であって、一種の「ひねり(キアスム)」である。つまり、参拝であちらの世界へ寄った身を、俗世に返す儀式である。だから最後に行われるのであるな。
(図:中沢新一:『芸術人類学』:p91)
千木箸
供された箸は、千木箸というもので(たぶん)、千木とは、建造物の屋根に設けられた部材の名のことだ。
千木は屋根の両端で交叉させた木であり、鰹木は屋根の上に棟に直角になるように何本か平行して並べた木である。どちらも元々は上流階級の邸宅にも用いられていたが、今日では神社にのみ用いられ、神社建築の象徴のようになっている。(中略)
出雲大社を始めとして出雲諸社は、祭神が男神の社は千木を外削ぎ(先端を地面に対して垂直に削る)に、女神の社は内削ぎ(水平に削る)にしており、他の神社でもこれに倣っているものが多い。また鰹木の数は、奇数は陽数・偶数は陰数とされ、それぞれ男神・女神の社に見られる。
ただし、伊勢神宮の場合、内宮の祭神天照坐皇大御神、外宮の祭神豊受大御神とともに主祭神が女神であるのにもかかわらず、内宮では千木・鰹木が内削ぎ・10本、外宮は外削ぎ・9本である。 from http://ja.wikipedia.org/wiki/千木・鰹木
ということで、午前7時起床、鳥羽は雨。午後5時少し前に浅草に戻る。