東京浅草くりこ庵の鯛焼き 1個120円
SO905iCS +Orton風 by Picnik
新仲見世は浅草でも比較的新陳代謝が激しい通りで、ぼやっとしていると新しい店ができたことにも気がつかないのだが、くりこ庵なる新しい店に気づいたところで、さて以前はここはなんだったのだろうかと考えても思い出せない。
浅草に棲んでいても、足繁く通っている店があるならともかくも、あたしの生活に新仲はほとんど関係はなく、まるで観光のお客のように、へーこんなところに鯛焼きの店ができたんだと行列に並ぶのである。
SO905iCS +ファンシーフォーカス by Picnik
浅草で鯛焼きを専ら扱う店というと、3丁目は大学芋の千葉屋の裏手に一軒あるのを知っているが、同じように加熱した皮をもつ餡モノは、仲見世のあげまんじゅうと人形焼きが二強であって、どれもがよく繁昌している中では、鯛焼きが浅草土産になるわけもなく、浅草で鯛焼きはないだろうなと思えば、出店早々の物珍しさか、この店ははやっているようである。
あたしは粒あんを買い求め、さっそく食べてみたけれど、この間食べたアメ横の神田達磨の羽根付き鯛焼きに比べれば、やや大ぶりながら、さほどのインパクトもなく、フツーの鯛焼き、非常にオーソドックスなものだった。
けれどあたし的には、この貧乏くさい世の中に、鯛焼きはトレンド的にきているような気がしてならず、この店ががどこまで浅草になじみ、商売繁昌するのか(それともしないのか)は興味深かいところだったりしている。
くりこ庵浅草新仲見世通り店 |