春鹿 奈良の八重桜
春鹿 奈良の八重桜 with LUMIX DMC-FZ8 +HDR風 by  Picnik 


午前6時30分起床。浅草はくもり。左側の腰の上がシクシクと痛むのである。なんなんだ。

さて奈良の八重桜バクトリオの松本さんから春鹿※1をいただいたのだが、そこにまったく未知の酒があり「奈良の八重桜」という。小さな瓶、派手な外箱。

なんなんだこの酒はと長々と書かれた説明書を見れば読むのも面倒※2になり、やや琥珀色がかった美しいこの酒を冷酒でいってみることに決め冷蔵庫で冷やしてみる。

5時間ほど冷やして飲んでみた。酒肴はなし。

と、樹の香りが強い。樹木である。

樽の移り香なのかとも思うが、いやもっと生々しい。米のフルーティさのようなものもあるけれど、樹木の香りがそれを上回っているのであって、これが「ナラノヤエザクラ酵母」なのか。

日本酒度は-28であって、 ある意味日本酒離れしているというかこんな酒ほかに知らない。

甘口濃厚、シェリーのようでもあり、飲み続ける酒ではなく、日本酒のあとの〆の日本酒だろうなと思う(FOSでの〆にアイラを飲むように)。

と思いながら杯を重ねる程に、ますますなんだか分からなくなる。物凄く面白い酒だなと思う。

※注記

  1. 奈良の酒、春鹿は遊喬の内儀さんが好きらしくちょと前に貰って飲んでいた。奈良の酒というのは馴染みが薄いのだけれども大変に結構なものだ。
  2. この酒、生い立ちがかなり面倒くさい。興味のある向きは「春鹿 奈良の八重桜」の検索結果をどうぞ。もしかしたら日本橋室町の奈良まほろば館にあるかもしれない。