東武鉄道浅草駅 2009/06/18
VQ1015 Entry +ファンシー・フォーカス by Picnik
ファンシーフォーカス by Picnikでのチルトシフト風の作り方
(あくまでもあたしの場合)
-
このサイトにおけるチルトシフト風の例はこちらから。
-
これをやるには、まず Picnikに日本円で約2500円を支払いファンシーフォーカスを使えるようにしなくてはならない。つまりこれは有償(premium)のサービスで、これが「プアマンズ・チルトシフト」最大の欠点だろう(たぶん)。
-
あたしは VQ1015 Entry を好きこのんで使っているけれどもデジカメなら何でも大丈夫のはず。
-
VQ1015 Entryでの撮影はなるべく晴天の明るい時間帯の方がいいにきまっている。
-
けれども原宿は夕方6時過ぎなわけで真っ暗じゃなければなんとかなるのかもしれない。
-
VQ1015 Entryなら、写真はこれでもかというぐらいに沢山撮るしかないのであって、狙っていて思い通りになったことはない。いつでも骰子一擲、偶然を楽しもう。
-
構図的には(なるべく)近景、中景、遠景が同時に写っていた方が遠近法が使いやすいのはあたり前。けれどもこれも狙ってできるわけもなく。
-
写真を撮ったら気に入ったものを Picnikにアップロードする。
-
「クリエーション」からファンシーフォーカス by Picnik を選ぶ――これだけ。
-
ファンシーフォーカス by Picnik は「縁のハードさ」と「彩度」を少々強めにかけてやるとミニチュア感がでやすい。あたしは両方とも80%程度にしている。
-
焦点サイズの大きさは構図によるというか、自分の好きなようにやる、としかいいようがなくて、なので大きさや焦点をあてる場所をいろいろと変えてみると面白いと思う。
-
できあがりはローカルデスクなどに保存してブログでブログに貼り付けたり共有して遊ぼう。
プアマンズ・チルトシフト
「プアマンズ・ミニ」と揶揄されながらホイールを裏返しに履いてワイドトレッドにしたホンダN360を駆る若者は貧乏臭くなかった。 from ザイン夜話 : 「貧乏」と「貧乏くさい」は違う。
VQ1015 Entryは上代4200円(税込み)の安いカメラだけれども、それをして「貧乏くさい」と思って使っている人はいないだろう。もちろんあたしもそうであってちゃんとしたカメラは(一応)もっている。けれどもちゃんと写らないVQ1015 Entryを圧倒的な頻度で使っているのはただひたすらこのカメラが面白いからなのだが、それはこのカメラが写真のノエマ《それは=かつて=あった》に不誠実のようでいて、じつはちゃんと撮れないことで(殆どが偶然であることで)《それは=かつて=あった》を強調してしまうからだろう。
(一般に、アマチュアは、芸術家として未熟な状態にある者、と定義される。それは、ある職業にとって必要な腕前に達することができない者――または達することを望まない者である。しかし「写真」の実践の場においては、逆にアマチュアこそ専門家の極地である。というのも、アマチュアの方が「写真」のノエマの近くにいるからである。)※1
※注記
-
ロラン・バルト:『明るい部屋―写真についての覚書
』:p122-123