桃知商店よりのお知らせ

[PR by ブログタイムズ]を書くこと。

15日に銀行から入金の案内があって、それはブログタイムズからのものだった。金額は微々たるものなのだが、なにか嬉しい。と同時に、[PR by ブログタイムズ] の記事をひとつ書くのを忘れていたことに気づく(こうして書くことの「きっかけ」が生まれる)。

ブログタイムズのサイトでテーマを確認すれば「ブログタイムズ会員を増やしてください!」。これはべらぼうな御題だなと思う。

これまでも会員の皆様のおかげで、会員数が約800名までに増加し、実施38案件、1案件あたりの平均掲載料が3,978円でした。ご愛顧誠にありがとうございます。今後、より一層魅力的な案件を皆様へご案内するためにも、ブログタイムズ会員の更なる拡大が必要だと考えています。そこで、あなたのブログを通して、ブログタイムズへ登録申込していただける方を増やしてください。今回のキャンペーンを通じて会員数1,000名突破を目標としています。ぜひ、ご協力ください。(http://blogtimes.jp/:依頼文より)


美辞麗句を並べサッサと済ましてしまうことも可能なのだろうが、あたしが書けることは「何故にあたしは[PR by ブログタイムズ]を書くのか」でしかなかったりするから、また、う~んと考えてしまうのである。※1

あたしは毎日惰性のようにブログを書き、けれどもそれがあたしの存在することの習慣であるのは、ブログと今のあたしの仕事(コンサルテーション)は直結しているからだ。

今という時代に、(あえて)「共同体性を保ちながら如何に外とつながるのか」※2 という命題を立て、その可能性を探ることが今のあたしの仕事で、そこにブログ化という手法を持ち込んでいる。

けれど、あたしがブログを書くこともなくそんなことを云っても、それは「あかんではないか」※3 でしかないわけで、つまりあたし自身もブログを書くのだが、そこで浮かび上がってくるフレーズは「なんであたしはブログを書き続けるのか」という問い。しかしその解が意外と簡単なのは、あたしの商売とブログを書くことは直結しているからだ(と繰り返す)。

ブログを継続できる人は希である

けれど(建設業を中心とした)関与先に目を移せば、ブログ化の最大の問題点(というか壁か)は「ブログを継続できる人は希である」ということにつきてしまう。これはべらぼうな答えであるが故に乗り越えることは頗る難しい。

ホームページではものは売れないという。あたしはそうは思わない。売れないのは売れる「作品」がないからだろう。 このフレーズは公共工事の世界では顕著であって、公共工事の依存率が高くなれば成る程、建設業の情報発信はそのテンションを下げる。 建設業がすすんで情報発信をしない理由なんて簡単なのである。売るもの(作品=商品)がないからだ。※2

ブログ起業論が面白そうだと飛びつく人が2割,そのうちブログを実践できる人が2割,さらに成果が出始めるまで3年5年10年と続けられる人が2割,それをライフワークと結びつけて当たり前の習慣として生涯続ける人が2割…。そうなると,せいぜい1000人に1~2人ということになり,これはブログうんぬんに関わらず,夢の中身はともあれ「自分の道を貫く成功者」の確率とも重なりそうです。 from 人はブログ1年でどう変わるか~明治大学ブログ起業論で生まれた格差:久米信行の「企業経営に活かすブログ道」:ITpro ※4

どんなにうまい仕組みをこしらえても、ブログを書こうという個人の動機付け、あるいはそれを継続しようとするある種の「情熱」のようなものがなければうまく機能しない(のは当然のことでしかない)。ブログ化は人間そのものが重要な部分を占めるシステムであるが故に、人間の問題と収斂してしまう。

行動経済学的にいえば、「如何にブログを書き続けるのか」という問いかけは「ブログを書き続けることは自分の利益になる」ということをあきらかにすることでしか乗り越えられない。

もちろん「利益」とは金銭的なものばかりではないことは自明なのだが、散々これを考えてきたあたしは、今更難しいことを云うのを止めてしまっている。

ただ、(ブログを)書くことにある種のインセンティブがあること、つまりはブログを書くことで何らかの利益が享受できること。そう思える「きっかけ」を如何につくれるのかにあたしの興味は向いている。

その仕組みが(あたしが)「浅草的」※5 と呼んでいるものや《自分のためにしたことが「われわれ」のために成りえるシステム》であるならサイコーなんだけれども、建設業を中心とした共同体でさえ、これが機能することは難しい。

[PR by ブログタイムズ]はささやかなインセンティブである。

[PR by ブログタイムズ]は(ブログを書き、継続する)きっかけぐらいにはなるだろうと考えている。だからあたしは(あえて)書き示しているに過ぎないのかもしれず、つまり機会があれば(可能なら)[PR by ブログタイムズ]の記事を書いてみたらいいだろうと(関与先さんに)勧めてもいる。

それはなによりも書く訓練であり、その上(少々だけれども)報酬がいただけるというささやかな楽しみがある。しかしそれは日常に入った切れ目であって、毎日やっていたら疲れて書けるものも書けなくなってしまうだろう(それが仕事なら別だが)。

[PR by ブログタイムズ]はたまにしかないからいいのである。その上あったからといって広告元が必ず承認してくれるわけもなく、だからこそ広告のようなテクストを書くことも「頭のよくなるブログの書き方」となる(それはやってみればわかるとしかいいようがないのだけれども)。

ということで、午前5時起床。札幌は霧雨。今日は空知建協でブログ化の研修。

※注記

  1. あたしにとって[PR by ブログタイムズ]を書くということは、常にこの問いである。

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なぜブログを書くのか…如何に継続させるのか…

協会HPをブログ化して2年超、何か変化はあったのか… 続きを読む

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