2010年4月24日
1990年4月24日、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)を乗せた米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルが打ち上げられた。それからちょうど20年。NASAは新しい記念画像を公開するとともに、HSTがより身近になる企画を打ち出している。
公開された画像は、りゅうこつ座の方向、7500光年の距離にある星雲の一部だ。ガスと塵の中で新しい星が作られる一方で、すでに生まれた星からの放射が星雲を削って変形させている。1995年に公開された「わし星雲」の有名な画像とよく似た光景だ。
また、HSTを運用する宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)は打ち上げ20周年を記念して「Make your voice a part of Hubble History(あなたの声を、ハッブルの伝説の一部に)」というキャンペーンを始めた。公式に保存される、ハッブルの観測データをまとめたアーカイブの中に、自分のメッセージを収録できるというものである。
希望者は以下の公式サイトにあるフォームからメッセージを送信できるほか、Twitterで“#hst20 ”というタグを含めたメッセージを発信することで、20周年を迎えたHSTへの思いを数々の画像とともに残すことができるという。(from http://www.sorae.jp/031002/3832.html)