冷麺と温麺のどちらがいい、と考えたことがあるだろうか。普通は何も考えす、それこそ条件反射のように冷麺をたぐるのだが、昨日の昼餉、あたしはちょっとの間考えたのである。
冷麺はもの凄くいい。乳白色の麺がうなっている。スープが白っぽいのは盛楼閣の特徴である――が、昨日は温麺を食おう、と思ったのだ。
盛楼閣の温麺は、容姿が垢抜けしていない。しかしそれがすばらしいのだ。
醤油味のスープはやや辛目であり、例えばカルビクッパのようだ。麺は、冷麺の白い麺とは違い、蕎麦粉が混じっているのだろう、 見た目は平壌冷麺や、宮崎の東風屋の辛麺によく似た麺である。
しかし、垢抜けなさは、いっぱいのネギ、これに尽きる。
食っても食っても尽きない無尽蔵のねぎが、この温麺のうりである。
食べているうちに、麺を食っているのかネギを食べているのかがわからなくなってくる。しかし、ふと見える麺と牛肉を食べて、ああ、あたしは温麺を食べている、と気がつくのである。
ということで、午前6時起床。盛岡は雨。血糖値は94。 [盛岡グルメマップ]
盛楼閣
盛岡市盛岡駅前通15-5 GENプラザ2F
019-654-8752
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