唐揚げそば2個入り
午前4時起床。浅草はくもり。我孫子駅の「弥生軒」である。それも1,2番線が止まるプラットホームの「6号店」である。つまり「弥生軒6号店」である。やっと我孫子駅に止まる列車にのったものだから勇んで出掛けたのである。
この店は有名な店で、何と云ってもあの山下清画伯が働いていたところなのだ。
しかし今では更にこの店を有名にしている逸品があり、それがこの「唐揚げそば」なのである。
ここの「唐揚げそば」の唐揚げは大きい。あたしは初めてということもあり、迷わず2個入りを頼んだのだが、丼の表面を覆うその姿に一瞬目眩がした。
食えるのだろうか......。丼を抱えて食べているあたしは本気でそう思ったのだ。
兎に角ここは「唐揚げ」らしい。この「唐揚げ」だけを頼む人さえいるのだ。それもちゃんと丼にであり、勿論スープ入りである。
勿論、スープとはめんつゆの事なのだが、1個130円のこの「唐揚げ」をうまそうに食べている。あたしと云えば、この「唐揚げ2個」にとどめを刺されそうになっている。
ようやく食べ終え、あーと天井を見た。後から来た人にも抜かれ、まだどんどん客が入ってくる。丼を返却口に戻すと、今度来たときには1個入りにしよう、と堅く誓ったのだ。
弥生軒6号店
千葉県我孫子市本町2-4-3 JR我孫子駅ホーム内