ニュートーキョーで朝食
午前5時起床。浅草は晴れ。この日は家人と一緒に日暮里で朝食をとった。わざわざバスに乗って出掛けたのだ。場所は「カフェ&レストラン談話室 ニュートーキョー」、朝食はよくある「目玉焼き&粗挽きソーセージ」それに「トースト」と「サラダ」と「コーヒー」で、取り立てて云うこともないのだが、この「ニュートーキョー」には半年に1回位は訪れたい〈欲望〉がある。
それはパチンコ店の2階を全部占める店の広さや、このあたしをして「先輩」と呼びたくなるお客さんが多いこととか、メイドさんと呼ぶには少し歳をとってしまった女給の皆さんなど、なにか全てが「かつてあったもの」のようなのだ。でもこれらは現実に「今ある」ものなのである。
その「今ある」事を確認したくて、あたしはこの「ニュートーキョー」に出掛けるのだ。決して新しいものがあるわけではないが、あたしが学生の頃、時々寄らしてもらった街の喫茶店が、そのままにあるかのように思える。たぶんこの店はあたしが知っている店よりもずっと後に出来たものだろうが、昭和の雰囲気をプンプンさせ日暮里の街を見下ろしている。
カフェ&レストラン談話室 ニュートーキョー
東京都荒川区西日暮里2-19-4 ニュートーキョービル2F