たまり漬けのたくあんと酪王牛乳たまり漬けのたくあんと酪王牛乳


たまり漬けのたくあんと酪王牛乳

午前5時15分起床。浅草は晴れ。郡山でのことだ。お客様へのご飯を「たけや」に予約してある、というので車に同乗させてもらった。御存知の通り、かつては死ぬほど食った「たけや」のおにぎりも、今や、あたしにとっては絶対に食べてはならない敵のようもので、その敵国へと出向いて行ったのだが、敷居を一歩踏み込むと、「たけや」はいつもの甘酸っぱい香りに包まれていた。

ここで予約してあった「のり巻」と「いなり寿司」を買う。(あたしは)もう一つ「たまり漬けのたくあん」のパックを貰う。そう、この赤い漬物のパッケージの漬け物こそ、わざわざ「たけや」まで来た目的なのであり、つまり、この「たくあん」をおいしく食べようというのである。

それはまるでた「けやけ」の「おにぎり」への反抗のように思われようが、これを考えついたのは25年も前の話である。そんな気はない。あたしは「たくあん」だけを貰うと、次にヨークベニマルへと車を向かわせた。いや、久しぶりのヨークベニマルはでかい。そこでは酪王牛乳の200mlを5本購入し、さあ帰ろうと車を走らせる。

しかし、流石郡山だ。車が無いとどうにもならないことを思い知らされる。あたしは「自宅」→「たけや」→「ヨークベニマル」と移動しただけなのだが、その距離は浅草の枠を優に越えている。そして、途中で出会った自転車はわずか1台だった。今更ながら、なんという車社会なのだろう。

家に帰って「たくあん」と酪王牛乳を取り出す。だけれども少しだけご飯が必要で、ここで「のり巻」を貰う。「のり巻き」を少しだけかじる。その後に「たまり漬けのたくあん」を一枚出し又少しかじる。「のり巻」の米に「たくあん」の安っぽいしょっぱさはたまらない。そして、酪王牛乳だ。飲む!

米とたくあんと牛乳の三位一体である。 あー、うまいのだ! 絶品である!

酪王牛乳

のり巻といなり寿司

たけや
福島県郡山市堂前町18-3