幸楽ホルモンに春菊幸楽ホルモンに春菊


幸楽ホルモン

午前3時20分起床。浅草は晴れ。「幸楽ホルモン」は盛岡の「下河原さん」からの贈与だ。このホルモンは秋田県鹿角市の産だが、盛岡市内にも店を出していて、「ホルモン幸楽 盛岡店」がそれである。あたしは(たぶん)「ホルモン幸楽 盛岡店」には行ったことがない。行ったことがあるのは「ホルモン焼 鹿角屋」だ。

この二つの店を比べることはあたしにはできないが(なにせ「ホルモン幸楽」には行っていないのだよ)、浅草で食べる「幸楽ホルモン」はどうしても浅草的と云うか私的になってしまう。このもの凄く甘いホルモンを、今年は鍋にしてみたのだ(と云っても何時ものことだが)。寒い夜だったので打って付けだったが、ただ今年は色々考えたあげく、野菜の量と種類を増やしてる。

春菊の登場とタマネギの削除

中でも今回の目玉は、春菊の登場とタマネギの削除である(笑)。兎に角、このホルモンの特徴はもの凄く甘い。食べなきゃ絶対に分からないだろうが、あたしのように、常日頃、糖質制限食を食べている者に取っては、その甘さはホルモンの範疇を優に超えている。今回タマネギを入れなかったのは、タマネギの甘さがホルモンの甘さに輪を掛けそうだったからだ。

「春菊」が合うだろう、というのはあたしの直感のようなもので、ついでに人参も入れてみた。何時ものように大量のキャベツをメインに、白滝、長ネギ、人参、豆腐を入れて煮る。そしてニラを入れ、最後に「春菊を」入れてやる。浅草では所謂「ザク」だが、「春菊」がクタッとなったころ、ホルモンと一緒に「春菊」を食べる。

縄文が近代と出会ったらこうなるのだろう

あー「春菊」の香りが口のなかに広がる。ご存じの通り「幸楽ホルモン」は縄文の香りが色濃く残るホルモンだが、それに「春菊」がであったことによって風味が変わる。縄文に近代が出会ったような感じと云えばよいのか、相変わらず根底には甘い鹿角市の味を残すのだが、いや、これがうまいのだよ!

幸楽ホルモン(ニラと春菊の登場前)

ホルモン幸楽
秋田県鹿角市花輪堰向5