桃語(用語解説)
元の意味を逸脱した用語解説(順序不同)。
「三位一体モデル」の基底にあるものとしてのラカンの「ボロメオの結び目」の理解。つまり人間の三つの界のトポロジーとしての理解。
ラカンは難解だといわれているが(たしかに難解だけけれども)、想像界、象徴界、現実界の成り立ちぐらいを概観的とらえれば、この三つの輪のトポロジーの意味するところの理解は十分なのじゃないだろうかと(私は)思う。
べつに精神分析をやろうとしているわけじゃないしね。(笑)
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投稿者: momo at 2006年12月20日 | 個別記事
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私ってなに?
パトリを図示すれば、右図の第Ⅳ象限のことである。
これを露出させる問いは「なぜ私はアナタではない私なのか」や「なぜここが他ならにここであるのか」である。
それは〈私〉や〈ここ〉の根源的未規定性を露呈させる。それは〈私〉や〈ここ〉が入替不能である理由の、その未規定さの露呈である。
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投稿者: momo at 2006年09月20日 | 個別記事
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セクシャルなことのメタファーに満ちた暮らしが、日本人にとってふつうのことだったのかもしれません。(三砂ちずる:『オニババ化する女たち』:p167)
図:ロラン・バルト:『表徴の帝国』:p53
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投稿者: momo at 2006年09月18日 | 個別記事
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公共財ゲーム
「公共財ゲーム」は桃語的には使われてはいない。しかし今後多用しそうな言葉なので、あらかじめ「桃語」に登録しておくことにした。
公共財ゲームは皆で力を合わせて仕事をすれば大きな成果が得られるが、誰もが他者の働きに期待して怠ける(フリーライドしようとする)誘因がある状況をつくりだし、人間の行動をみようとする実験(ゲーム)で、「囚人のジレンマゲーム」の多人数版であり、より社会的なゲームである。
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投稿者: momo at 2006年09月04日 | 個別記事
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ライプニッツ的個
「襞によって変化をつけた布」を張りめぐらせた閉じた個室
「いくらかの小さい開口部のある共同の部屋:五感
バロックの館
(アレゴリー)
(ジル・ドゥールーズ:『襞―ライプニッツとバロック 』:p11)
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投稿者: momo at 2006年08月21日 | 個別記事
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