ロングテール:検索ワードとアクセス数(2006年8月21日~26日)

06082901.jpg当サイトの検索ワードとアクセス数の関係にはロングテール効果が見られるかもしれない。

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ワードつまり言語はベキ法則的に分布する。しかし検索において使われている言語の分布とアクセス数の関係にはベキ法則は見られず、むしろロングテール的なものとなっている。

解析期間中の上位20%の検索ワードによるアクセス数は全体の53.2%であり、つまりそのことは、残り80%のロングテール(あまり使われないワード)が46.8%のアクセス数を稼ぎだしているということだ。

ここでの仮説は、閉じと開きのハイブリッドなネットワーク――データベース性を持つブログとはそういうものだ――では、コンテンツ数(データ量)が増えると、ロングテールが生まれる、である。つまりロングテール効果を得るには、閉じと開きと量が必要だということだが、閉じと開きとは(↓)のトポロジーである。

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(図:中沢新一:『芸術人類学』:p91)

これは(人口の集積する)都市効果とでも呼べそうなもので、地域再生の問題にも使えそうなのだが、この詳しい解析と検証は後程やるかもしれないし、やらないかもしれない(もっとデータがほしい)。

尚アクセス解析ツールには「Research Artisan - リサーチアルチザン」を使用した。