ロングテール
(引用:『80対20の法則を覆す ロングテールの法則』:p5)


午前5時30分起床。浅草は雨。さて今朝は、前回の[データベース的に書く]の枝葉末梢的なことを書いてみる。まずは以下の引用を見て欲しい。

NY原油、131ドル台=急落の反動で買い優勢に (時事通信)

 【ニューヨーク28日時事】28日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、供給懸念の再燃に加え、前日の急落の反動で買いが優勢となり、1バレル=131ドル台に大幅反発して引けた。米国産標準油種WTIの中心限月7月物は前日終値比2.18ドル高の131.03ドルで取引を終えた。[時事通信社]

これはInfoseek ニュースからの引用で、引用中にあるリンクも原文のママである。それで原文中のリンクをたどると、Infoseek ハイブリッド検索の検索結果が表示される。これと同様なことはMSN産経ニュースでも見られるし、ブログでは、はてなダイアリーにあるキーワード自動リンクも(厳密には違うけれども)似たようなものだろう。

リンクを張る、それも検索結果を

これと同様のことを、このサイトでは多用している。ただ違うのは、それがサイト内検索結果へのリンクであるということだ。それはサイト内の記事が参照される機会を機械的に増やすことになる(つまりロングテールが機能しやすくなる)のは当たり前のことだろう。

リンクがクリックされる確率は小さいが、小さいからロングテールなのである。このサイトでいえば、例えばこんな案配である(下の「ロングテール」)。

もちろん、このサイトはロングテール化しているので、一ヶ月のアクセス数8万超に対して、これら上位のエントリーでさえ、その占める割合はたかがしれている。

サイト内検索エンジン

あたしの場合、サイト内検索には、Google Adsenseが提供しているもの、つまりグーグル検索を使っている(アドセンスの利用者ならこれに限る)が、それは、Yahoo!検索でもいいし、Movable Typeのようなブロウシステムに標準である検索機能でも、使い易いものでかまわない。その検索結果をキーワードにリンクするのである。

もちろんサイト内に検索結果が表示されないときは、Web検索の結果をリンクしているし、場合によっては(Web検索でこのサイト内のエントリーが上位に表示されるキーワードなら)、あたしはWeb検索の結果をリンクしている。

キーワードの強み/弱みがわかるようになる

これは手動でやっているので手間はかかるけれど、慣れるとどってことはないし、検索エンジンのキャッシュの具合もみることができる。さらには、自分のサイト内のキーワードの強み/弱み(強いキーワード、弱いキーワード)もわかってくる。

それはデータベース的に書くことを推進させるだろう。データベース的に書くというのは、(ひとつの若しくは複数の)キーワードを中心に書いていくことなのだから。

サイト内リンクの問題と対策として

ブログ開設当初は、このサイトで多用する語彙の説明のために、「桃語」(用語解説)のようなエントリーを書き、そのエントリーに対して直接サイト内リンクを張っていた。けれど、検索アルゴリズムはコロコロと変わるのであって、最近はサイト内リンクがスパムと見なされることもあるようだし、昨年には、サイト内リンクを多用しているサイトのGoogle Page Rankが軒並み下がったこともあった。

しかし検索結果へのリンクは、検索アルゴリズムというか、Google Page Rankの評価をあんまり左右していないようだし、キーワードがなにかを一方的に参照している(片思いリンクしている)ことは、相互リンクがアウトになってもSEO的にも有効であるはずなので、興味のある方は試してみてほしい。