せきとりのムシ焼
ムシ焼 時価


せきとり

午前6時起床。新潟は晴れ。昨日は新潟県電気工事工業組合さんにて引き続き研修。終了後、新潟の「街的」な店へお連れいただいた。店の名前は「せきとり」という。そこはパトリ性の強い焼鳥屋が、どこもが強烈なアウラを発しているように、その土地の地面から生えてきたようなリアリティを強烈に備えた店であった。

焼き鳥

肉 皮
肉                           皮

この店の焼き鳥は二種類だけで、それはまるで岩見沢の三船なのだが、タマネギを使った焼き鳥であることも(所謂美唄焼き鳥に)よく似ている。ただ違うのは、三船のそれが正肉とモツなのに対して、「せきとり」は、肉と皮であることだ。肉は確かに鶏肉なのだが、その間にレバーが挟まっているのが面白いし、皮は一番上に(たぶん)砂肝があったりする。

これをずっと食べ続けてきた人達には、焼き鳥といえばこれなのだろうが、浅草にはこんな焼き鳥はないわけで、あたしは思い切りの異邦人になれるのである。余所者を余所者とする店は正しい。

カラ揚、ムシ焼

カラ揚
カラ揚 時価

せきとりのピラそしてこの店のウリは、立石の鳥房ばりの唐揚げなのであって、値段は時価であるのも鳥房と同じだ。

画像は食べやすいように半分にしてもらったものだが、正しい姿は半身の丸揚げである。カレー塩味というのがじつによくて、ビールとの相性は抜群である。

そしてムシ焼(一番最初の画像)は天下無双だ。いろんな鶏を食べてきたけれど、こんなふにゃふにゃ系はみたこともない。そしてこれもうまい!

店内は、近所の家族連れで一杯で、おにぎりを食べていたりするのであって、地元に愛されてる店であることがわかる。それは町内会的に幸せな空間なのだな。

せきとり 本店 (焼鳥 / 新潟)
★★★★ 4.0