居酒屋浩司で呑む居酒屋浩司で呑む


肉豆腐でホッピーを呑んでいる

午前6時25分起床。浅草はくもり。一昨日、21時も過ぎた頃、あたしは居酒屋浩司で呑み始めていたのだ。居酒屋浩司で呑む、と云っても、ホッピーを氷り無しで2杯、それも2杯目は途中で終わってしまう、というだらしなさだった。

この日は久しぶりに「肉豆腐」で呑むことにした。丁度、三遊亭歌橘の独演会を、お江戸日本橋亭で聴いた帰りだったので、家人を呼び出し、久しぶりにゆっくりやろう、という魂胆だった。

肉豆腐「肉豆腐」はこの時期になると何故か無性に食べたくなる。

居酒屋浩司といえば「牛すじ煮込」がウリなのだが、それ以外の煮込み料理となれば「肉豆腐」なのである(とあたしは思うが、これが煮込み料理なのかは不明なのだ)。

「肉豆腐」は、甘塩っぱい汁で煮込まれて出てくるが、この料理の主役は、牛肉でもなく、豆腐でもなく、ましてや白いところの色が程よく変わった葱でもないのである。みんなそれぞれにうまいのだが、何と云っても主役は黄身がとろりとした卵なのである。

あたしは肉とシラタキと葱と豆腐を、小分けの皿に少しずつ取り、そして卵をそれらの上に重ねると、白く固まった白身のガードをそっと崩して、黄身をとろりとさして食べるのが好きだ。

そして「あとは好きに食ってくれ」、と所有権を手放したはずなのに、この「肉豆腐」は何時のまにかにあたしのものとなっていて、汁の中に残っている肉を見つける度に、「あーもったいねぇなぁ」、とまたよそって食べる、という卑しさなのだった。[浅草グルメマップ]

居酒屋 浩司
台東区浅草2-3-19
03-3844-0612

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