ハムカツ、鯵フライ、メンチカッハムカツ、鯵フライ、メンチカッ


ハムカツ、鯵フライ、メンチカッで夕餉

午前5時25分起床。浅草はくもり。夕餉を食べよう、となれば、この日はメンチカツが無償に食べたかったのだ。昼間電車に乗り合わせた何処かの娘さんがうまそうにメンチカツを食べていたのだ(これもなにか不思議な風景だが)。

早速家人に話すと、「あいよ」とばかりに「ふくや」向かってくれた。浅草4丁目に住んで嬉しかったことに、こうして揚げ物が買える店がすぐ近くにあるのである。

街中(それも下町の街)に住む楽しさは、近所に酒場と商店街がある快楽に行き着くわけで、「あー、メンチカツが食べたいたいな」、と思ったら、キャベツの千切りだけを自前で準備し、食べる寸前に近所の肉屋へ急ぐのだ。

するとメンツカツは脂で揚げられれてやってくる。その脂がしたたりおちる熱々を、木を薄くそいだ「経木」で包み、その上から紙の包装紙でつつんでも、湧き上がる脂の香りをとめることなんてできやしない。今回はついでにハムカツ鯵フライもついてきた。

そのドキドキを抱えて小走りに家に帰り着く。熱々のうちにそれを皿に移してかぶりつけば、あーうまい、とどこからか声がする。街中暮らしここに極まれり、なのである。[浅草グルメマップ

肉のふくや
東京都台東区浅草5丁目30-9
03-3873-2372