藻琴湖の牡蠣藻琴湖の牡蠣


藻琴の牡蠣

午前5時40分起床。浅草はくもろり。昨日北海道から帰ると宮田さんから牡蠣が届いていたのだが、これが藻琴湖の牡蠣である。普通の牡蠣よりも小さいのだが、その中身はむしろ大きい。

しかし食べると海の香りがグッと減って何か若くて初々しのである。あー久しぶりの一年物、と滅多に口にできない藻琴湖の恵みを頬張る。コストパフォーマンスを考えると、二年ものや三年ものを育てるほうが効率が得策だろう、と思う。現に去年も今年も不漁だと聞いている。

だだ一年物をつくるというのは、なにか理由があるに違いがなくて、たぶん―年物の牡蠣はほとんど排卵を行なわないので、身のうちの栄養分が逃げないし、殻づくりに費やすエネルギーも少なく、身が大きく育つのだろう。

しかしそんな分かりやすい理由ばなりではなく、なにか隠された(たぶん隠してなぞいないのだろうが)理由があるはずなのだが、藻琴湖にいった事のないあたしには何も分かる訳はなく、ただ浅草で一夜限りの藻琴湖の夜を過ごすのだ。

藻琴湖の牡蠣

藻琴湖