ラーメンを食べなくてならないとき
午前5時20分起床、浅草はくもり。ラーメンを如何しても食べなくてはならなくなってしまった。お客様の車で移動中のことだ。お昼にしましょう、と車を止めたそこは京都北白川ラーメン魅力屋宮前店の看板が出ていた。
あたしがこのようなラーメン屋で
あたしは腹を決めた。食ってやろうじゃないか。しかし一度ラーメンを食べたらまたラーメンを食べたくなるのじゃないだろうか、との気持ちが出入りしていた。
あたしは醤油味玉ラーメンを頼む。さほど待たなくても出てくるこれは、背脂が特徴的なラーメンだった。食べれば久しぶりのラーメンの魅力が香りと共に口から入って鼻から抜ける。なかなかの味だ。やるじゃないか、と思う。
麺の脂こくって舌に絡まる感触はラーメンならではのものだし、スープは醤油ベースだが、まあこんなものだろう。味玉と銘打ったゆで玉子の黄身の半熟加減はみごとの一言だ。青い葱は乗せ放題でテーブルの上にある。
こういうチェーン店でのラーメンというのは、何年ぶりなのか数えるのも億劫なのだが、別にラーメンだから食べたい、と云う気持ちが無くなっていた。これは不思議なものだが、まあそうなのだから仕方がないのである。
ラーメン魁力屋 宮前店
神奈川県川崎市宮前区東有馬5-5-6