三ヶ日みかん「青島」三ヶ日みかん「青島」


風邪はみかんを嫌うのよ

八木沢さんの贈与は「三ヶ日みかん」である。「青島」という。これはずばり「甘くてうまい」。だけど「甘くてうまい」は身体によくない代名詞なのであるが、なんの「風邪はみかんを嫌うのよ」、なのである。それであたしも一個だけを毎日いただいている。

みかんを食べるのは久々のことだ。糖尿病由来の脳梗塞で倒れて以来、あえて「みかん」を買おうとは思わなくなった。若い頃は、それこそ1日に10個を食べることなど当たり前のことだったたのである。

小学生の頃、おばさんの先生が「毎日みかんを食べなさい。一日何十個でもいいわ。風邪はみかんを嫌うのよ」、と云っていたのを聴いて、それこそ1日中「みかん」を食べまくっていた。

そかしその根拠など一度も調べたことなどないし、調べようとも思わない。ただ「風邪はみかんを嫌うのよ」なのである。しかし風邪はひいたが、まあそんなものだと思っていたのだ。

それを「みかん」を見る度に思いだすのだから、あたしの記憶力は良いのか、というとそうでもないのだから、一体どうなっているのかはさっぱりわからないが、しかしその気持ちをこの「みかん」を見て思い出していたのだ。「風邪はみかんを嫌うのよ」、なのである。

三ヶ日みかん