特盛り+春菊+桜えび天特盛り+春菊+桜えび天


得盛+春菊+桜えび天

午前4時20分起床。浅草はくもり。「ねぎどん」である。「ねぎどん」は(あたしが知る限り)浅草最高の蕎麦屋であり、おばさん2人で息をあわせてつくる様子を見ているのは、まったく飽きの来ない芸である。特に「天ぷら」を揚げるその揚げ方は見ては惚れ惚れとし、出来ることなら弟子にして欲しい、といつも思ってしまうのだ。

(たぶん)二度揚げしているその「天ぷら」は、まずは塩で食べる。しかし、塩で食べるからと云って気取っている訳ではない。うまい、と云ってもやっぱり蕎麦屋の「天ぷら」なのだ。だが、その小麦粉の多い部分をカリカリになるまで揚げてある。そのカリカリを楽しむその為に、まずは塩で食べるのである。

塩と小麦粉の加減が絶妙なのである。決して少ない訳ではないが、うまいなーと何時も思ってしまう。それから漸くつけ汁につけて食べてみるのだ。これもうまいのである。しかし、これは身体に悪いことはよく分かってやっている。つまり、小麦粉+油だ。身体にいいわけがないが、それでも食べたいのである。だから二つも「天ぷら」を頼むのだ。

そして、得盛の蕎麦である。得盛は蕎麦玉が二つ分だ。そんなに食べても大丈夫なのか、と聞かれれば、大丈夫なはずはないのである。つまり、このメニューは身体にはまったく良くはない。しかしその身体には悪いメニューがまたうまいのだからどうしようもないのである。[浅草でランチ

天ぷら(桜えび)

天ぷら(春菊)

ねぎどん
東京都台東区千束1丁目17-9