かきあげそばかきあげそば


かきあげそば

午前4時10分起床。浅草はくもり。この日の昼餉も「ゆで太郎本所吾妻橋店」に行けば、たまには「かきあげそば」でも食うか、と食券売り場で思う。「かきあげそば」は、この手の蕎麦屋では定番中の定番とも云えるものだが、ここ「ゆで太郎」では、茹でたての蕎麦と揚げ立ての「かきあげ」がやや薄い汁に絡まって出てくるのだ。それは抜群のコストパフォーマンスと云えるだろう。

あたしは久しぶりに暖かい汁をかけた蕎麦を食べたのだが、なるほど、この蕎麦は柔らかすぎる位に柔らかい。普段でも十分にコシの無い蕎麦をズスーッとやっているわけだが、この蕎麦は胃に優しいのだろう(たぶん)。こそういえば、の店の客の平均年齢は高く、時々70過ぎのおじいさんやおばあさんが店にやってきて蕎麦を手繰っている。なるほどこの蕎麦なら充分にいけてける。

かくいうあたしは、柔らかくても堅くても、蕎麦ならなんでも良いのである。要は「かきあげ」なのだ。ここの「かきあげ」は「玉ねぎ」が9割である。若しかするともっと多いかもしれないが兎に角「玉ねぎ」なのだ。そして薄い天ぷら粉が黄金色に色を変え纏わり付いている。一口食べれば、まさに身体に悪いものはうまいのだ。この「かきあげ」は汁にどっぷりと浸し、柔らかくして食べると更にうまい。だけど食後も残る「かきあげ」の油にちょいとだけ参ったのだった。

かきあげ

ゆで太郎本所吾妻橋店
東京都墨田区吾妻橋3丁目7