ほやたまごほやたまご


ほやたまご

午前5時10分起床。浅草は晴れ。この「ゆで玉子」の周りに何かついているものの正体は、なんと「ホヤ」なのある。これは「第2回 重機オペレーター技能競技大会」の時、向井田さんから頂いたもので、ちゃんと云われた通り冷凍せずに冷蔵しておいたものなのだ。「ゆで玉子」を冷凍すると白身の部分から水分が抜けてしまうのだ。

これの名前は「ほやたまご」と云う。ストレートな名付けであるが、宮城県知事賞を受賞した郷土料理だそうだ。製造元は「有限会社マルキチ阿部商店」、宮城県牡鹿郡女川町の会社だ。こんな商品があったなんて、これをもらうまで気もつかなかった。

これを花火の晩に食べた。久々に見た「未だ見ぬ強豪」と云っていいだろう。この黄色と白の見慣れた模様の周りが「ホヤ」なのだが、そもそも「ゆで玉子」を「ホヤ」で包むというのが全然分からない。

「ホヤ」は生で食べるに限る、と思っている。口に入れた途端広がる甘み。これでもかと突き抜けていく海の香り。「ホヤ」独特の香りだが、酒が止まらない味と香りなのだ。

その「ホヤ」がどんな味になっているのかな、とパケージを開けると、海の香りが少しだけする。

しかし、切ってみて口の中に入れてみると「ホヤ」独特の香りは感じられないのだ。なんだ?と思う。なんだか拍子抜けするような(それでも出汁の味はしっかりとする)味だが、この拍子抜けの感覚こそ「ホヤ」なのだな、と納得するのである。いや、これはうまいものをいただいてしまったのだ。

ほやたまご

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