中華丼中華丼


中華丼

午前4時30分起床。浅草はくもり。今日もランチは「墨田区役所 食堂」だった。メニューを見回して何がいいかと考えると、500円ポッキリで出ていたこのメニューが気に入った。名称は「中華丼」である。「中華丼」は「丼」と云いながらスプーンで食べる。このスプーンで食べるところが、中華料理が洋食屋でも出される(こともある)理由なのか、と勝手に思った。

しかし、あたしの知っている「中華丼」とはちょっとイメージが違う。「中華丼」とは、材料が小さく刻まれている、若しくは小さな材料が使われているものだが、これは総じて大きい。例えば「たまご」は、普通の「ゆでたまご」を半分にしたものが入っていた。

水溶き片栗粉の罠

普通は、小さなウズラの「たまご」が入っているものだろう。それも2,3個ぽろぽろとだ。野菜もキャベツが入っているが、これは白菜の方がうまいし自然だ。そしてキクラゲが一つしか入っていない、あげくの果てに肉がないではないか、とあきれる。真っ赤な紅生姜だけが目に焼き付く。

ご飯はあらかじめ3分の1にしてもらう。糖尿病であるあたしは、ご飯をできるだけ食べないようにしたのだが、結局全部食べてしまった。それは、「あんかけ」の罠とでも云うものであって、この「中華丼」は「あんかけ」をつくるのに片栗粉が使われている。所謂、水溶き片栗粉だ。

「中華丼」は、名前こそ中国にはないものだが、「八宝菜」、「酢豚」や「麻婆豆腐」などの中華料理で、とろみつけるために使われているものだ。これが(あたしは)大好きなのだ(笑)。それがかかったご飯が又うまい。忘れていた記憶のスイッチを押してしまったのだ。あー誰が止めてくれ、なのである。[浅草グルメ]

中華丼

墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1丁目23-20 墨田区役所1F