太そば+牡蠣天×2+紅生姜天太そば+牡蠣天×2+紅生姜天


バスにのって一由そばへ行こう

午前3時30分起床。浅草は晴れ。この日は夫婦揃って平日が休みだった。それでも朝早く起きるのが年寄りの嵯峨なのだが、朝起きるなり、家人が「一由そば」に行こう、と云う。あたしは、反対する理由も無かったが、自転車で行くには寒すぎるんじゃないのか、と話す。

それじゃバスで行こう、と家人が云う。家人の「一由そば」好きは今に始まったことではないが、「一由そば」を教えたのはあたしだし、朝に食べられることも教えたのもあたしだが、しかし惚れ惚れするような家人の「一由そば」好きさ加減を褒め称えたのだ。

まあ、そんなわけでバス停まで歩いて行ったのだ。だんだんとバス停が見えてくる。バス停の名前は「千束」である。足立区役所に行っているころに良く使ったバス停だ、もう一度乗ってみたいものだな、とそんな事を考えていると「足立区役所」行きのバスが来た。そして、そに後直ぐに「日暮里」のバスが来た。いや、何時もこんな調子だっけか、とバスに乗った。

太そば+牡蠣天×2+紅生姜天

日暮里に着くと「一由そば」は直ぐそこである。何時ものようにゆっくり歩いて行くと「一由そば」は空いていた、と云うか、時間を朝の混み合う時間帯とはずらしたのである。カウンターで、家人用に、何時もの「ジャンボゲソ天」と「紅生姜天」を「太そば」で頼んだが、なんと「ジャンボゲソ天」が無いと云う。

仕方なく「ゲソ天」にしたのだが、なぜか家人の顔が晴れないのだった(笑)。一方、あたしは「牡蠣天」を2つもらう。うまそうな「牡蠣天」があったのだ。それに紅い「紅生姜天」を合わせて「太そば」でもらってしまう。いや、「紅生姜天」はいつ見ても人工の赤が美しいと思う。

牡蠣天と蕎麦つゆのうまさ

早速手繰ると、この「牡蠣天」のうまいことに目を見張った。ちっとも上等じゃ無い天ぷらが、蕎麦の汁と交わることで、何故にこんなにもうまくなるのか、という哲学だ。あたしは「ハイブリッド」だから、と雑種の凄さだと云ってごまかしてしまうのだが、「カキ」のもつ、あの最後にやってくるうまさが、愛おしくも憎らしくなる。それは「一由そば」の蕎麦つゆのうまさ故のなせる技とも云えるのだろう。いや、うまかったのだ。[お蕎麦deランチ]

紅生姜天の裏側にゲソ天がある

一由そば
東京都荒川区西日暮里2-26-8