中華そばプレミアム(ロカボ麺)中華そばプレミアム(ロカボ麺)


幸楽苑

午前3時20分起床。浅草は晴れ。この日のランチは「幸楽苑」でラーメンを食おう、ということになった。その理由は簡単で「ロカボ麺」があるからである。60%糖質をオフにした糖質制限のラーメンだ。これならば糖尿病のあたしでも、食べて罪悪感に襲われることない(たぶん)。そこで秋葉原に行ったのだ。そう「幸楽苑 平河町店」にである。

秋葉原には年に1度か2度「立ち食い蕎麦」を手繰りに行くことはあるが、ラーメン、それも「幸楽苑」とは聞いたことがない。もっともウチの家人は「幸楽苑」がソウルフードの人である。特に「餃子」と「味噌バタータンメン(たぶん)」には、息子から「うまくねー」と悪口を言われても、実家に帰ると必ず食べているものなのだ。

バターを買わなくてはならない

TXの秋葉原駅を出てヨドバシカメラの脇を抜けると「幸楽苑 平河町店」が見える。しかし、あたしらは真っ直ぐに店には入らないのだ。先ずはコンビニを見つけてバターを買わなくてはらない。うまい具合に「幸楽苑 平河町店」の裏手にセブンイレブンがあったのでそこでバターを購入した。

「幸楽苑」には何時の頃からかバターがなくなっていた。まあ、バターの品不足が目立った頃からだから、そう時間が過ぎたわけではないが、それも無理は無いかと思った。なにせチェーン店なのである。しかし家人曰く、(そのお陰で)「幸楽苑にくる半分は楽しみが減った」らしい。

バターの儚くも強烈な主張は反則かもしれない

そしてようやく入店だ。2階に通されたあたし達はメニューを見る。しかしだ、メニューは品数が少ないな、と思った。特に家人が楽しみにしていた「味噌タンメン」の類いが一切ない。家人はため息をついたが、それで諦める人ではないのだ。直ぐに「味噌らーめんスペシャル」を替わりに頼んだ。

バターには味噌なのだそうだ。それは変わるわけにはいかなかった。あたしは「中華そばプレミアム(ロカボ麺)」をオーダーした。それに餃子も「ベジタブル餃子」と「餃子極」を一人前ずつもらってみた。

しかし、今日の楽しみはバターに尽きるのだ。ラーメンがテーブルに届くと、家人はバターを取り出し(このバターはトーストに使える様に個別に包まれている)、あたしのと自分のラーメンにおもむろに入れたのだ。いや、バターがラーメンを一層うまくするのは間違いない。最も、あたしはラーメンを食べる、ということ自体今年2度目の出来事なのだが(笑)。

このロカボ麺は、まあ、違和感なく食える。その上、うまい、とさえ思ったのだ。味を普通の麺と変えない努力がなされているのだろう、違和感なく食えるのだ。あー懐かしい香りの中、ぼんやりと溶けていくバターを見ていると、バターはある意味反則なのかもしれないな、と思ったのだ。

味噌らーめんスペシャル

ベジタブル餃子と餃子極

幸楽苑 平河町店
東京都千代田区神田平河町4番地