イカ天そばイカ天そば

イカ天そば

午前4時起床。浅草は晴れ。この日は「墨田区役所 食堂」でランチだった。外はまだまだ寒いのだが、もっとも役所の中から出なければそこは快適である。それに、ここには定番から日替わりまで20種余りの料理がならんでいる。この快適な空間で、何を食べるか、と考える。幸せな時間だ。

しばらくショーウィンドウを眺めていると、今日の和麺で「イカ天そば」が出ていた。「イカ天そば」でも食べるか、と思う。あたしのデータベース（大したものであるわけはない）では、「イカ天そば」は「墨田区役所 食堂」では初めて見たのだ。「イカ天そば」と云えば普段は「文殊浅草店」の「イカ天そば」を食べている。

ハズレ

その「文殊浅草店」の「イカ天そば」は抜群にうまい。あたしの頭の中は、うまい「イカ天そば」で一杯になる。よし、これにしよう、と食券を買ったのだ。いったいどんな蕎麦なんだろう、と「イカ天そば」が出来上がってくるのをまった。出てきたそれは「イカ天」が二本入っている。

確かに「イカ天そば」だ。でも何かが違うなと思う。「文殊浅草店」の「イカ天そば」ははるかに大きなイカ天が一本入った逸品だが、これは2本入りだ。だがはるかに小さいのだ。食べてみる前から気持ちが少し萎える。そして「イカ天そば」を机の上に置いた時からすでに衣は汁に溶けてかかっていた。

それはそれで正解で、天麩羅蕎麦を食べるというのは、その衣を食べるのである。が、やっぱり「イカ天」を食べる。するとツルリと衣が剥げ落ちた。その真っ白なイカを一噛みした。そしたらかたいのだよ、「浅草文殊」を見習え！と云いたかった。あーこれあハズレの蕎麦だなと思った。今日の「墨田区役所食堂」（での選択）は残念ながらハズレだったのだ。[浅草グルメ] [お蕎麦deランチ]

イカ天そば

墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1丁目23-20 墨田区役所1F