曙湯と藤の花曙湯と藤の花


曙湯と藤の花

午前4時40分起床。浅草はくもり。今年も「曙湯」の「藤の花」が咲いてくれたのだ。見頃は(たぶん)これからだろうが、今年はなんとも変な年で「一葉桜」の花も散ってしまったのである。フツーの年なら、まだ「一葉桜」が咲いている内に、この「藤の花」も咲くのにである。

こうして見られる「藤の花」に「このトンデモない時代にようこそ」と声を掛ける。「コロナ」は大手を振ってその辺を歩き回っている。それに天候が今一つなのだ。なにかしらないが、ちょいと寒さが戻ってきてしまったように寒かったりもしている。まあ、生憎の天候のせいで、この「藤の花」も長く見られるかもしれない。

浪曲銭湯道場唄

そしてこの時期の恒例、銭湯に浸かって渋く唸りたい曲がある。「銭湯すたれば仁義がすたる 仁義がすたれば銭湯すたる 銭湯すたれば人情すたる 人情すたれば銭湯すたる」という「浪曲銭湯道場唄」をだ(笑)。「松島一夫」氏が渋く騙る「銭湯哲学」である。

「曙湯」の「藤の花」を見ると毎年の様に思い出すのだが、長い間この浪曲の曲名を間違って記憶していたようだ(笑)。「浪曲銭湯道頓堀」と覚えた曲名が「浪曲銭湯道場唄」だったのだ。「ちゃんと確認しなくちゃ行けません」。そう、これが生きた「銭湯哲学」なのだよ(笑)。

あ~ 清めよ 流し合おう
銭湯すたれば仁義がすたる 仁義がすたれば銭湯すたる
銭湯すたれば人情すたる 人情すたれば銭湯すたる
社長も乞食も坊さんも
ヤクザもジジイも赤んぼも
ここではみんなおんなじよ
たんなる一個の汚れたからだ 何にも変わりはありません
はだかとはだかの触れ合いで 人の痛みがよく分かる
皆が回りを思いやり いつも仲良くこれたのは これ!学校や法律のおかげではない
なぜならば 学校が教えてくれるんは知識だけ 人生は教えてくれへん
法律が教えてくれるんは そりゃ常識だけじゃ
さすりゃ銭湯は人生を学ぶ最高の道場
銭湯は 銭湯は ここのことじゃぁ! 人生を学ぶ最高の道場やぁ~
清めよ 流し合おう
銭湯すたれば仁義がすたる 仁義がすたれば銭湯すたる
銭湯すたれば人情すたる 人情すたれば銭湯すたる

水の女水の女

監督: 杉森秀則
出演: UA/浅野忠信
2003年5月23日

曙湯と藤の花

曙湯と藤の花

曙湯(あけぼのゆ)
東京都台東区浅草四丁目17-1