豆かん――赤えんどう豆、寒天、黒蜜
これらを組み合わせることによって生まれるうまさなのだよ(笑)
豆かん
午前4時20分起床。浅草はくもり。
「浅草 いづ美」はあたしのお気にいりの店なのだが、その理由は「豆かん」があることなのだ。
あたしが「豆かん」を初めて食べたのは「梅むら」でのことだが、
それは「赤えんどう豆」と「寒天」と「黒蜜」だけの「三位一体」なのである。
それ故に、この三つのバランスが大切なのはいうまでもなく、
それぞれがバラバラに主張しあっていては成立できない、単純であるが故に、難しい甘味なのだ。
そして「いづ美」の「豆かん」もまた単純であるが故の難しさを見事に克服している傑作だ。
「豆かん」の主役の一つの「赤えんどう豆」だが、それは、ほんのりとした「塩味」で炊かれている。
ただこの「赤えんどう豆」は(「糖尿病」のあたしにとって)糖質が高いのが玉に瑕なのだ。
ただ食物繊維が豊富でビタミンB群やミネラルも含んでいることで目をつむり、「黒糖」は極力使わないようにしている。
つまり付いてきた「黒蜜」をかけることはしない。
ホンの少しだけをつけて食べるのだ。
そして「赤えんどう豆」をしげしげと眺め、そして「赤えんどう豆」を「黒蜜」につけて食べる。
さらには木さじに少しだけ「寒天」と「赤えんどう豆」をのせ「黒蜜」につけて食べてみる。
すると「赤えんどう豆」のホクホクした感じと同時に口いっぱいに広がる甘さに思わず口元がくずれるのだ。
うまいのだよ(笑)。
黒蜜
[浅草グルメ]
浅草 いづ美
東京都台東区浅草一丁目8-6