2枚もり2枚もり


2枚もり

午前5時15分起床。浅草は晴れ。「ゆで太郎本所吾妻橋店」の「2枚もり」だ。これは一人前で2人前の「もりそば」がやってくるというものだが、先日食べた「特もり」が3人前であるのに対して1人前だけ量が少ない。つまり3対2であり、66.666...%であり、値段も600円対470円である。しかし、この量があたしには丁度なのである。「大もり」の1.5人前ではちょっと足りなく、「特もり」の3人前でははっきり云って持て余すのだ。

この「2枚もり」を食べるのは、たまたま墨田区役所へいっているから、というのが一番の理由だが、この本所吾妻橋にある立ち喰い蕎麦屋は昼時はサラリーマンで一杯だ。サラリーマンで一杯だ、という立ち喰い蕎麦屋は東京では当たり前の存在だろうが、地方都市ではまず見られないものだろう。この「ゆで太郎」は勿論チェーン店だし、蕎麦の割合も半割程度であるが、この不思議な空間と味を非「街的」一言で片づけるにはちょっと惜しい気がするのだ。

蕎麦は細く、香りはない。色は蕎麦の色と云うよりもちょっと色の黒いそうめんのようである。でもこの蕎麦がなぜかうまいのだ。このうまいも十割蕎麦の比ではないが、なぜか蕎麦を食った気持ちにはなれる。それに胃に優しいときている。墨田で一番かよっている蕎麦屋は「BUSAIKU」だが、あの蕎麦は体調が良くないと食えない。腹が少しでも不調な時に食おうものならてきめんでアウトなのだ。一方この蕎麦はなせか胃が治ったりする。いや、不思議な蕎麦なのである。

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ゆで太郎本所吾妻橋店
東京都墨田区吾妻橋3丁目7