サムギョプサルの上にチャンジャをのせてサムギョプサルの上にチャンジャをのせて


チャンジャの夜

午前5時起床。浅草は晴れ。久しぶりに「ムグンファ」での夕餉だった。この日は「サムギョプサル」をメインに食べたのだが、ママがおつまみに出してくれた「チャンジャ」であたしの酒肴は決まりだった。この甘くも(さほど)辛くもない、しかし真っ赤に染まるヤンニョムに漬けた鱈の胃袋の味が変わる。これが韓国料理ならでは「チャンジャ」なのだ。奥浅草の一画で、正に韓国家庭料理の醍醐味を味わえる。

「サムギョプサル」には細切りした葱の代わりにこの「チャンジャ」をのせてみる。丸めて口に入れれば、思わず「うまい」と口にでる。野菜がうまいのだ。ママは老後は国に帰るそうだが、韓国の野菜がおいしいから、と云っていた。サンチュもその上に置いたエゴマのクセの強い香りとほろ苦さもうまい。焼けた肉が熱く、そして「チャンジャ」が魔法のように味を纏めている。なにか不思議な場所に運んでくれているようだ。久しぶりに食べる「ムグンファ」はすっかり浅草三丁目の味になっていた。[浅草グルメマップ]

チャンジャ

海鮮チヂミ

王豚足

スンドゥプチゲ

ムグンファ
東京都台東区浅草3丁目17-8