焼小籠包焼小籠包


小籠包 竺

午前5時10分起床。浅草はくもり。錦糸町の「小籠包 竺」である。この日は何時もの「餃子」ではなく、なせか「小籠包」が食べたかったのだ。それで「小籠包 竺」なのだが、この店の存在は10年以上も前から知っていて、なぜなら錦糸町行きのバスの窓から見えるのである。あたしたちが店に着いた時には客席はほぼ満杯で、2時間という時間制限付きで中に入った。店に入ると直ぐに厨房が見える。なかなか活気ある厨房を見るだけでここがうまいことがわかる。

席に着くと早速料理の注文だ。兎に角「小籠包」を食べようと、まずは「小籠包」と「焼小籠包」を貰う。そして「焼小籠包」と「小籠包」を交互に食べる。絶対にかぶり付かないように、という店の注意書きを見ながら衣を開いてスープを飲んだ。「う、う、う、旨い」のだ。焼いたもの、そのままもの、それぞれに旨過ぎるのだ。それに味の違いにも驚いた。それぞれがしっかりと自己主張している。初めて「焼小籠包」を食べたのだが、こんなに旨いものとは思いもよらなかったのだ。

調子にのって「椎茸小籠包」と「ヒスイ海老小籠包」も頼んでみた。これまた旨いのだ。「椎茸小籠包」の爆発する椎茸の旨さ、「ヒスイ海老小籠包」のプリッとした海老の旨さよ。もう自分で自分の顔をどうにも出来ない程に崩れていることが分かる。「小籠包」にこんなに種類が有り(と云っても食べたのは4種類だけだが)、こんなにも旨いものである事を、人生58年生きて始めて知ったのだ。また来ようと思った。

小籠包椎茸小籠包

ヒスイ海老小籠包小籠包 竺
東京都墨田区錦糸4丁目14-3 飯田ビル1F