なると
午前5時55分起床。浅草は晴れ。この日は「なると」で夕餉にしたのだが、あたしの食べるものは何時も一緒で、「ケジャン」と「蒸し鶏」である。ここ何年かは「なると」といえばこの二書類を食べ続けている。
「なると」の「ケジャン」と「蒸し鶏」は何時もと同じ味であり同じ形である。これといった感動ももはなやい。いつも食べているように食べていく。
しかしこの良く食べるものの、同じ味、同じ形の凄さは、ある日食えなくなった途端にわかるものなのだ。
いつもと同じ味の同じ形のものが食えなくなるという悲しみは、どうしようもない。人との別れに似ている。もう二度と会えないのか、とひとり哀しむのだ。
この日は(も)それだけで終わるわけのもなく、「アボガド・チーズ・チヂミ」と「カルビスープ」をもらった。「アボガド・チーズ・チヂミ」は初めて食べるものだが、丸いなかから一片だけをいただく。
すると、あーアボガドの味がするのだが、いや、すこぶる変なのだ。この変は決して不味くはない。それどころがうまいのだ。そのお蔭で制限付きでなかったらもっと食べたのに、とおもむろにカルビスープを飲むあたしがいるのだ。[浅草グルメマップ]