毛蟹毛蟹


毛蟹が2杯

午前5時起床。浅草はくもり。昨晩は毛蟹を食べたのだ。年に1回のハレの日である。西村さんが毎年送ってくれるこの毛蟹河井商店(紋別郡湧別町栄町:01586‐5-2015)のものだ。

オホーツクの毛蟹は、今や毎年の恒例であり、季節はいつも4月の今頃、つまり流氷がなくなった今が旬なのである。今年は若干遅くなったが、毛蟹があたしのテーブルに乗るのは、オホーツクの海の春の訪れが来た証拠である。

毛蟹はいつも手巻き寿司でこれを食べるのである。これが最高にいけてる毛蟹の食べ方だが、作り方は毎年同じ......いや違う、今は(あたしだけだが)ご飯は使わないのである(糖質制限食の為だ)。毛蟹といえば、あたしは間違いなくこうして食べている。

海苔は四分の一の大きさだし、酢飯はなしだ。具は蟹と蟹味噌をあえたものて味付けはしない。それに大葉と貝割れ大根を加える。そのシンプルな具をやや量を多めにし、でも一口で食えるようにつくる。このコンパクトにまとめた毛蟹こそ、(あたしにとって)最高のハレの食物なのである。

蟹の身
手巻き寿司(酢飯なし)