肉南蛮そば大盛り肉南蛮そば大盛り


肉南蛮そば大盛り

午前6時55分起床。浅草は晴れ。「みはち」で蕎麦を手繰ったのだ。ものすごく腹が減っている時に、目の前に蕎麦屋があって、それも立ち食いそばや、ときたあかつきには、そこで大盛りを頼むだろう?

ご多分に漏れず、あたしはこの日大盛りを頼んだのだ。ただその大盛りの主体が「肉南蛮そば」という、立ち食いそば業界では滅多にお目にかかれないものだったのだ。

みはち」は注文を受けてから蕎麦を茹でる。最近はこの手の店が増えているが、この店はそれが少々長い。いったい何に時間が掛かっているのだろう、と見れば(見たところで見える訳はないのだが)、どうやら肉南蛮を造っているらしい。

しかしその長い時間は伊達ではなく、姿は悪いが立派な肉南蛮となっってあたしの目の前にれる。一口手繰る、とこれはうまい。ただしそれは立ち食いそば業界での「うまい」である。

だから手繰り続けると飽きる。大盛りの厄がやってくる。

でも、そんなときは目の前にある一味唐辛子をささっと振る。そうするとどうだ、また違ったうまさが立ち上がってくるのだ。かといって二度目があるか、というとそれは全くの偶然にたよるしかなく、あたしがまた「みはち」にいくのかは骰子一擲なのだな。

蕎麦屋みはち
台東区東上野3-19-1 ライトハウスビル1F