新米を食べる
午前5時起床。浅草は晴れ。新米を食べた。リバー産業の小川さんが贈ってくれた「JAきたそらち」の「ななつぼし」と「ふっくりんこ」だ。それからまだ食べていないが「ゆめぴりか」もある。これらは「北海道深川のお米 ふかがわまい」であり、あたしは10年程前から、一番好きな米は、と聞かれれば、それは北海道の「ふかがわまい」だ、と答えていた。特に「ふっくりんこ」は傑作だ、と思う。
それは米を食べない今も変わらない。米を食べないとはいえ、毎年味見はするのである。この日は「ななつぼし」を炊いてみた。米粒がぴかぴか光っている。炊きあがりを一口口に入れてみる。あー新米なのだ。新米特有の香りが口から鼻に抜けてゆく。あたしは辛子明太子をホンの少し食べたが、日本人に生まれて良かった、と思った。そして、糖尿病の我が身を恨むのだ。
いつものように小さな茶碗でほんの少量だが、新米のうまさは充分に伝わってくる。そして翌日、今度は「ふっくりんこ」を炊いたのだ。あたしの一番好きな米である。「ふっくりんこ」はまるで(かつて買っていた)ミルキークィーンのように、粘りと旨味を持ち合わせた餅米の様な米なのである。
『この米は手を抜かず生産量を増やせば、簡単に「交換の原理」にのるだろう』、と書いたのは2007年10月14日の事だが、(もしかしたらそれが可能になったのか)、今年は「北海道産ふっくりんこ」と名付けられたチンご飯がお目見えしていた。これはなんとなく食べるわけにもいかずまだとってある。そしてもう一種類「ゆめぴりか」はまだ袋に入ったままだ。でも、あと半月もすれば食べられるだろう(と思う)。楽しみなのだ。