そぼろあんかけ豚蕎麦そぼろあんかけ豚蕎麦(中)


そぼろあんかけ豚蕎麦(中)

午前5時50分起床。浅草は晴れ。久々の「BUSAIKU(ブサイク)」だった。ここはあたしの身体の調子をみる。体調が悪いと足も向かないのだ。つまり、このところとても「BUSAIKU」の蕎麦を食える体調ではなかったのだが、何故か、と云えば、それは「BUSAIKU」の汁の味付けと蕎麦そのものに原因がある。この店はハマる、と先に書いた。確かにハマったあたしだが、しかし、ハマると体調と食欲の加減がわからなくなるのだ。それで週に2度、3度と通うようになる。

汁は限りなく甘く塩っぱい。まるで札幌の「道議会食堂」の「大特ざる」の「つけ汁」のようだ。その上蕎麦は黒くて太いときている。この蕎麦は見事にあたしをハメたが、その反面、食べ続けると体調が悪くなっていくのだ。いよいよ(あたしの)ランチも命がけの様相である(笑)。勿論、体調を壊す、なんて云っているのはあたしだけだろうが、ここの蕎麦を週に2回食べていたら、その後3週間は足が向かなくなってしまうのだ。

この日は「今週の限定おすすめ蕎麦」の「そぼろあんかけ豚蕎麦」を頼んだ。ホントは(小)にしようか、と思っていたが、なぜか(中)と云ってしまう条件反射。そして「そぼろあんかけ豚蕎麦」とはあるようでないメニューだが、いわばこの店だけの唯我独尊なである。「そぼろ」「あんかけ」「豚」「蕎麦」、ただあるものを並べてみただけだが、これが並べてあるだけではなく、ちゃんと料理になってるというマリアージュ、食べれば当然に甘いし塩っぱいしそしてうまい。

「あんかけそば」は、旧「本陣」で「あんかけ玉子そば」を手繰ったことを思い出すが、ここの「あんかけ」は見るからに強力な「あん」であった。実際食べても「あん」が最後まで残る、というしっかり具合。あたしは蕎麦を全部手繰り、そして汁をほんの少しだけ飲んだ。本当は、もっと、もっと、と喉が汁を欲しがっていたのだが、ぐっとこらえて止めたのだ。また体調が悪くなることを恐れて汁は可能な限り残した。ただ、これは塩分をとらないように、と医者から云われているあたしの自衛策であり、塩分を摂っても気にならない方はご自由になのである。[浅草でランチ

そぼろあんかけ豚蕎麦

ブサイク(BUSAIKU)
東京都墨田区吾妻橋1-6-5