ゲソ天そばゲソ天そば


ゲソ天そば

午前5時10分起床。浅草は晴れ。「ゲソ天そば」である。これは日暮里の「六文そば 日暮里第2店」で食べたもので、値段は「かけそば」が200円+「ゲソ天」が100円で合計300円しかしない。しかし、この蕎麦は抜群にうまい。コストパフォーマンス(CP)という評価基準があるのなら、文句なしでここが一番だろう(とあたしは思う)。

店は8人も居ると一杯だ。しかし、あたしが食べていた時には10人は居たろう。ギュウギュウ締めである。それに床はお世辞にも綺麗とは云えない、いや、むしろ汚い。あたしはリュックサックを置くのを躊躇った位である。こういう店である、女性のお客さんは居なかったが、多分居たとしても少数だろう。

しかし、このとんでもない店が、とんでもない蕎麦を食べさせるのである(ちょっと大袈裟だが)。汁の色は浅草の「文殊浅草店」に似て紅く澄んでいる。味は塩辛いが旨味が出ていてややマイルド。茹で置きのやや太い蕎麦との相性もいい。具の「ゲソ天」はしっかりとゲソが入っている。

しかし、なによりも凄いと思ったのは「ネギ」なのだ。

このざくざくといい加減に切られたとしか思えない「ネギ」が、あたしのハートをわしづかみにした。「ネギ」を食っているな、という気がした。「蕎麦」を食う時も、「ゲソ天」を食う時も、そして汁を飲む時でも、一緒に口に入ってくる「ネギ」を食べる。うまいなーと思う一杯なのだ。[お蕎麦deランチ]

六文そば 日暮里第2店

六文そば 日暮里第2店
東京都荒川区東日暮里5丁目51-14