お通しとビールお通しとビール


おかめ

午前4時50分起床。浅草は雨。久しぶりに「おかめ」に行った。「喜美松」の後のことである。先客で3名程が呑んでいたが、はっきり言って腹は一杯だった、あたしはビールをもらいそして呑んだ。この日はビールの日だった。まあ、うまいものはうまいのだが、この日はいったい何杯目のビールだったのか。

そして「おでん」をもらって食べた。この店はなにがなくとも「おでん」なのである。たまご、コンニャク、はんぺんである。酒を呑み、会話を弾ませる。いや、これ以上の幸せがあろうか、と思う。キレのよい女将との会話も楽しく、「おでん」を酒肴をつまみながら、幸せな時間は過ぎていく。

しかし、うちの近所が総じてそうであるように、「おかめ」の「結界」は未だに残ったままなのだ。つまり一見さんがひょいと入れる店でもない。「街的」とは街場の店の次元に身を委ねることなら、そして、それができるのなら、幸せの深度はさらに深いのである。

「おかめ」は和服姿も凛々しい女将と娘さんが、くたびれたオヤジを優しく迎え入れてくれた。しかし、この「おかめ」の女将の若いことには心底驚いた。この店も15年以上通い続けているが、ちっとも変わらない。その秘訣を教えて欲しいなぁ、と年寄りは思ったのだ。[浅草グルメ]

おでん

おかめ
東京都台東区浅草三丁目20-8