帆立と春菊のかきあげそば(温)帆立と春菊のかきあげそば(温)


ゆで太郎の2つの系統

午前4時起床。浅草はくもり。また「ゆで太郎本所吾妻橋店」へ行った。今月はこれで2度目である。最近は、一時期ほど「ゆで太郎」に惹かれることはなくなっている。それは出不精になって「墨田区役所 食堂」でランチを済ますせいもあるが、「ゆで太郎」の「季節のメニュー」のつまらなさにも一因だ。

その「季節のメニュー」には、今は、帆立と春菊のかきあげそば」が出ている。しかし、それで毎週あたしを通わせようとするにはちょっと弱い(と思う)。

「ゆで太郎」には2つの系統があって、一つは信越食品(株)と、もう一つは(株)ゆで太郎システムだ。それで「ゆで太郎本所吾妻橋店」はどっちなのか、と云えば(株)ゆで太郎システムなのである。

インパクトがない

この二つの違いは「季節のメニュー」に明確にあらわれている。信越食品(株)の季節のメニューは「鳥天揚げ餅そば」と「鳥天温玉丼セット」それに「辛ねぎ肉そば」だ。それに対して(株)ゆで太郎システムは「帆立と春菊のかきあげそば」と「帆立と春菊のかきあげそばセット」だ。

この「帆立と春菊のかきあげそば」は信越食品の持つ「鳥天揚げ餅そば」と「辛ねぎ肉そば」に比べればインパクトが弱いばかりか、去年の「メンチカツカレーそば」に比べると思い切りにも欠けるている、と云わざるを得ない。しかし、無いものを食べたくても、それは「かつてあったもの」なのである。

帆立と春菊のかきあげそば(温)

それで「帆立と春菊のかきあげそば」を温かい蕎麦で食べてみようと思った。自販機でこの蕎麦の食券を買い、「温かいので」、とカウンターで注文する。

「かきあげ」を、蕎麦の上に乗せては出さないのは、冷たいのを食べたときと一緒だ。ちゃんと別皿に「かきあげ」を分けて出す。「かきあげ」はうまそうだ。そして、その「かきあげ」を丼の上に乗せて、ふやけて自己分解するのを蕎麦を手繰りながら待つ。

しかし、これが何故か遅い。「かきあげ」の衣が蕎麦の汁に溶け出してぐちゃぐちゃにするのを、「天麩羅蕎麦」がうまいと云うのだ、と思うあたしは物足りない。だからわざと「かきあげ」を丼の中で壊わす。そして汁に混ぜ合わせる。こうしてようやく「天麩羅蕎麦」のうまさになるのである。[お蕎麦deランチ]

帆立と春菊のかきあげ

帆立と春菊のかきあげそば(温)

ゆで太郎本所吾妻橋店
東京都墨田区吾妻橋3丁目7-4