ひやにく大ひやにく大


餃子の王さまに行ってみた

午前5時40分起床。浅草は晴れ。「橋邉くん」と「居酒屋 浩司」を後にして、あたし達が行った処は「餃子の王さま」だった。時刻は午後7時を回った処だから、まあ、空いているだろう、といったのだが、それが間違いだった。行列ができていたのである。そもそれも結構な数だ。

この「餃子の王さま」の「王さまの餃子」は台東区で一番うまいし、若しかしたら、都内でも屈指の店だと(あたしは勝手に)思っている。だけど、「橋邉くん」には悪いが、又後にしよう、と次の店を目指した。途中、浅草寺がライトアップでやけに綺麗に見えた。

あたし達は浅草寺を通り抜け裏浅草に突入した

歩きながら、頭の中では構図が出来上がりつつあった。次の店というのが、浅草三丁目にある「丹想庵 健次郎」だったのだ。蕎麦でも手繰ってゆっくりやろう、と考えた。だが、何故か店は閉まっていた。臨時休業。この店、実を云えば二度目のふられようである。

浅草角萬

こうなったら、「浅草角萬」にでも行くかと、浅草四丁目の端っこまで歩いた(まあ、近いのは近いのだけでども)。「角萬」は終了時刻が近いようで、客はちらほら、あたし達はそこで「ひやにく大」を頼んだのだ。まるで〆の一品のような頼み方だが、これが後から身体に効きまくる事はまだ知らない。

兎にも角にも、「橋邉くん」は鰹の出汁の香るこの店が気に入ったようだった。そして出てきた「ひやにく大」を見て、「こんなのは宮崎にはない」、と云って喜んで食べ始めた。しかし、ここの蕎麦は手繰れない。そう食べるのだ。しっかりと噛まなくてはならない。

そして、酒を冷やで一本貰う。あたしも小さな杯でお相伴である。でもだ、あたしにはやはり「大」は多かった。最後まで、なんとか蕎麦を食おうと格闘していたが、蕎麦を少し残してしまったのである。でも、「橋邉くん」は、ヤカンから蕎麦湯を貰って呑んだ。やるな、なのである。[浅草グルメ] [お蕎麦deランチ]

浅草角萬
東京都台東区浅草4丁目45-4