ニュー王将ニュー王将


ニュー王将

午前5時起床。浅草は晴れ。「浅草角萬」を出たあたしらは、四丁目の端っこにいたので、そのまま五丁目に入り、「ニュー王将」へ行ったのだ。久しぶりに入る「ニュー王将」は何時もの通りに見えた。おかあさんが、「あら、久しぶり」と声を掛けてくれる。TVの下に座る。店愛を見回す。いい中景だ。

しかし、腹が「浅草角萬」の「ひやにく大」で膨れたままなのだ。酉の市の日、出掛ける前に「浅草角萬」で蕎麦を手繰り、帰って来た頃には腹が減っていた。それを思い出しては、「大丈夫その内減るよ」、と話していたのだが、なにか今日は違う。それでも酒はビールを貰ってみた。「橋邉くん」は、キンミヤ焼酎が気になるようで「レモンハイ」にした。

酒肴

酒肴にしたのは「まぐろの刺身」、「ロースカツフライ」そして「メンチカツ」である。鉄壁の布陣である、というかいつものメンバーに「ロースカツフライ」が加わっている。ここで「ロースカツフライ」を頼んだ「橋邉くん」は凄い、と思った。何が凄いって、どうやってそれを食うんだ。

それで聴いたのだが、本当は「かつ丼」が食べたかったそうだ。でもやっぱり「ひやにく大」が効いているそうで、米を断ったのだ。ついでに玉子と玉ねぎと甘辛い出汁もである。年を取ると、それじゃ「頭」を貰えばいいじゃないか、とう程簡単ではなくなっている。

あたしと云えば、折角酒肴が出てきても箸が伸びない。「マグロの刺身」だけは三切れ食べた。「メンチカツ」は一個の二分の一を食べた。「ロースカツフライ」にいたっては一切れだけを食べた。ビールも残してしまったという不甲斐なさ。でも、店内を見回して思った。

初めて行ってから十数年、なにも変わっていないということ

初めて入った2007年10月以来、変わったのはランチがなくなってしまった事ぐらいで、その他はなにも変わっていないように見える。ただ、お互いに13ばかり年を取ってしまった。変わらないままこの地に立っていたピラの多い店。なにも変わらないことは、決して悪い事ではないな、と思った。[浅草グルメ]

まぐろの刺身

ロースカツフライ

メンチカツ

ニュー王将
東京都台東区浅草5丁目21-7 山村ビル