とんかつとんかつ


勝負の3週間は惨敗だろう

午前4時20分起床。浅草は晴れ。久々に浅草一丁目の「とんかつ ゆたか」でランチを取った。日曜日だというのに、客は7割程度の入りだろうか。直ぐ近くの「ぱいち」は休みのようだし、このあたりはコロナの影響が大きいのだ(たぶん)。これでも昔よりは戻ったのだろうが。外を晴着を借りて歩いている女の子が見える。

この女の子達も直ぐに見られなくなってしまうのだろう。コロナの第3派は強烈だ。たぶん「Go TOトラベル」も東京は中止になるだろうし、そうなれば、東京都内に多くの人が来られなくなるし、その逆もまた然りだ。あたしは糖尿病(基礎疾患持ち)なので自粛期間だが。

政府は経済云々と対策を伸ばしてきた。それは正しいかも知れないが(たぶん)間違っているのかもしれない。「勝負の3週間」は惨敗だろう。だれがどう見ても完敗なのだ。それだけあたしたちの気持ちが緩んでいた。そう考えれば、正月は今年はなにもないな、と思うのだ。

とんかつ ゆたか

さて「とんかつ ゆたか」である。あたしは単品の「ロースかつ」とビールを頼み、家人は「ヒレカツ定食」を選んだ。この店はなんだかんだと云うまでもなくうまい。勿論値段もそれなりに高い。高いのだからうまくて当然だ、という事を平然とやっている。それが凄い店なのだ。

「ロースかつ」を食べるには「塩」を使う。これを教えてくれたのは「とんかつ割烹だんき」だが、あたしは「とんかつゆたか」の「ロースかつ」も塩で食べる。ここの「塩」は「藻塩」である。あたしは「ロースかつ」の溶けそうで溶けない脂部分が大好きなのだが、要は脂である(笑)。その味は「塩」とのハイブリッドが一番なのだ。

脂とは云え、胃の弱い(弱くなったのだよ)あたしでさえ決して胃もたれしないし、その軽やかな脂を衣で包んだ「とんかつ」こそが、浅草の「とんかつ」である(と思う)。「とんかつ」を、浅草のものだ、と云える店は少ないが、浅草の「とんかつ」と云えば「とんかつゆたか」なのだよ、と云爾。[浅草グルメ]

ビール(小さいコップがいい)

とんかつ ゆたか
東京都台東区浅草一丁目15-9