肉そば肉そば


石臼挽き生蕎麦 本陣

午前3時50分起床。浅草は晴れ。お昼に「石臼挽き生蕎麦 本陣」に行けば店は空いていた。コロナ禍の飲食店の勝ち組は、裏浅草にあるような店々だろう。要は家族経営である。1,2丁目に出ている店のうち、大手、チェーン店、もしくは従業員を雇っている処では、午後8時までの営業では従業者にたいする給料もでない。

だから8時以降も営業しようとしているが、いかんせん、なのだろう。「本陣」は関係ないと云えば関係ないのである。なぜならば、午後8時なんていう営業時間には店は閉店してしまっているからだ。まあ、それでもコロナ禍の中、その影響はあるわけで、店の中にはあまり人はいなかった。

あたしは「肉そば」を選ぶと、窓際の席に座る。ここは窓際だけあて外の景色が見える。しかし、その景色も直ぐ目に前が道路のため大きな目隠しがあり、外の景色が見えるのはその隙間からという窮屈さ。何時もは混み合って立って食べることも多いこの店で、レアな席である窓際に座れたのを喜ぶべきなのか、と考える。

肉そばと天かす

やがてカウンターから呼ばれて「肉そば」をもらってくる。直線的なその名指しに比べると、「肉そば」はちょっとへそが曲がっているような商品だった。豚肉が沢山乗っているのは当然のこととして、「天かす」と「ゆで卵」が半分のっていたのだ。いつもなら「天かす」は少しで良いのに、と思うのにこの日は違っていた。

この「天かす」がきっと良い仕事をしているに違いない、そう思える程、蕎麦と「天かす」のトッピングが非常によく合っている。まるで蕎麦から生まれてきたかのような「天かす」だ。少しだけ甘い汁と従前の太さと堅さにのもどった蕎麦もいい。勿論豚肉もたっぷりだ。早速食べれば、いや、これはうまいのだよ。[浅草グルメ] [お蕎麦deランチ]

肉そば

石臼挽き生蕎麦 本陣
東京都台東区浅草二丁目22-10