刺身盛りあわせ刺身盛りあわせ


マグロの刺身をカツオの刺身だと思った

午前3時30分起床。浅草は晴れ。まだ「緊急事態宣言」が発令される前の話である。「水口食堂」で呑んだのだが、この日は「刺身盛りあわせ」を中心に「ポテトサラダ」「いり豚」「カキフライ」そして「カツ重」と「カツオの刺身」を頼んだ。「カツオの刺身」?フツー「刺身盛りあわせ」と「カツオの刺身」を頼むのか、と思うだろう。

でもこの日は頼まずにはいられなかった。そう事情があったのだ(笑)。それは「刺身盛りあわせ」の「マグロの刺身」のせいであった。これを「カツオの刺身じゃねぇ?」とあたしは思ってしまったのだ。家人には「馬鹿じゃないの、これはマグロよ」と笑われてしまう。でも一端「カツオ」と思ったらもう「カツオ」なのだ(笑)。

思い込みというのはまったくこまったものだ。それはちゃんと脂がのった中トロだ。ちゃんと「マグロ」の味がするのにだ。「ただカツオにもトロカツオというのがあるし、時期が違うと云われるかもしればいが、冷凍のものかもしれない」等と云っているのである。

年寄りの冷や水

それで「カツオの刺身」を頼んだのだ(笑)。テーブルの上に来た「カツオの刺身」は、それはどこからどう見ても「カツオの刺身」だ(笑)。「マグロ」よりも鮮やかな赤で、食べるとほんのりと鉄の味がする。「あーやっぱりあれはマグロだよ」、と漸く納得したあたしが笑った。

家人は「馬鹿じゃないの」と又笑った。いや、歳を取るとあらゆる感覚がぼけてくる。なんだかわからないことばかりなのにますます何だか分からないなっている。その何だか分からないものを、何とか分かるようにしなくてはならないと思う時がある。これを年寄りの冷や水というのだろうか(笑)

水口食堂がやっぱり好きだ

さて、この日のメインは「カツ重」であった。勿論あたしのものでなく家人のものだが、頭を一つ貰ってみる。食べればフツーにうまいカツ重である。ご飯も少し貰って食べた。あーそう云えば、あたしが浅草最強といっている「ニュー王将」の「カツ丼」も食べていないな、と思い出す。

そして「いり豚」を楽しむ。家人も「ポテトサラダ」「いり豚」「カキフライ」と全部を食べた。こんな「水口食堂」も人が減ったなぁ、と思わせる。それで「緊急事態宣言」だ。いや、どうやってこのGWを過ごすのだろうか、なのだが、また行こう「水口食堂」なのだ。[ 浅草グルメ]

カツオの刺身

ポテトサラダ

いり豚

カキフライ

カツ重

水口食堂
東京都台東区浅草二丁目4ー9