温麺温麺


温麺とユッケ辛温麺

午前5時15分起床。浅草はくもり。この日は「ぴょんぴょん舎 Te-su」でランチにした。「ぴょんぴょん舎」はウチから近いと云えば近い、たぶん1.5Km位だろうが、浅草という町内会に住んでいると、この1.5Km さえもずいぶんと遠く感じる。それはまったく困ったもので、今では新宿なんて云われても遙か彼方なのである(笑)。

まあ、その為に電車があるのだが、わざわざ「東京スカイツリー」まで電車に乗るのもしゃくなので自転車で行くのである。「すみだリバーウォーク」を渡ってちょこっとこげば直ぐに付く。しかし、こうしてあたしは年をとり、なんだか分からず近所を徘徊するようになるのだろう(って云うか成っている(笑))。

ぴょんぴょん舎 Te-su

もっともこの日は「ぴょんぴょん舎 Te-tu 」で「盛岡冷麺」を食べる予定だったのだ。今年も一度も本場の盛岡へ行くことが出来なかった(まだ、1月半程残ってはいるが)。「盛楼閣」の「盛岡冷麺」も食べられず、「大同苑」にも「肉の米内」にも行けなかった。でも最近のコロナウイルスの沈静化はなにか盛岡が呼んでいるようにも感じる(笑)。

「ぴょんぴょん舎 Te-tu 」に着いたあたしらは暫く待った。今日のお客さまは盛況のようだった。しかし待っている列は嘗てのように間を開けずにという訳にはいかなかった。待つ間に何を食べるのかを決めるのが何時ものことだが、今日は「ぴょんぴょん舎」の「温麺」を食べてみようか、と思ったのだ。

家人は前回と同じ「辛温麺」で良いと云う。また、あの辛い奴かと思ったが、「いいんじゃないのか」と笑って過ごすが、「温麺」の写真を見ても今一のような感じもしないではない。と女給さんに呼ばれ、入口で体温を測り中に入る。今日はなんと厨房に見えるカウンター席なのである。

押出式製麺機

あー、とあたしは納得したのだ。厨房の中には「押出式製麺機」があった。(あたしは)長い間疑問に思っていたことがあって、それはここでは冷麺の麺は何で作っているのだろう、と云うことだ。はっきり云って「押出式製麺機」を使っているわりにはそんなに冷麺がうまくない(それは市販の冷麺よりは遙かにうまいのだが)と思っていたのだ。

そうこうしている内に「温麺」が登場した。それはあたしが食べたことのある「温麺」の中でも一番やさしい色をし、一番やさしい味の逸品だった。「盛楼閣の温麺」とは全く逆の位置にいるし、これはTOKYOの「温麺」だと思った。そのやさしさに溢れた温麺をあたしは大人しく食べたのだった。

温麺

辛温麺

ぴょんぴょん舎 Te-su
東京都墨田区押上1-1-2 東京ソラマチ 6F