モンブランモンブラン


上野にて

午前4時20分起床。浅草は雨。あたしは糖尿病なのだけれども、どう考えても食べられないものを喜んで買っているときがある。それは糖質の多い物だ。例えばケーキや和菓子の類がこれに当たるのだが、砂糖を絶妙に使ったこれらのお菓子は、上等のものもそうでないものも一応においしい。

このサイトで紹介している「うさぎや」の「どらやき」はその代表なのだが、この日、上野にいたあたしは「モンブラン」を食べたいとダダを捏ねたのだ(笑)。モンブランなら「谷中銀座商店街」に行けば「和栗や東京店」がある。そうだよ、と思うのだが、家人は移動する気が無いようだった。

なにせ(あたしは)、注文は一丁前にするクセに、食べるのはからっきしなのだ。ホンの少しだけしかたべないあたしのクセ(というか真面目に糖尿病対策をしている?)を見抜いていた訳だが、この日は実は日暮里から移動してきたのである(笑)。誰がもう一度日暮里に戻るものかなのである。

小布施堂 松坂屋上野店

それで、何時もの様に買い物をしに「松坂屋上野店」に向かう。この日は夕飯の弁当を買ったわけだが(後程弁当については書く予定だ)、そこで話題の「モンブラン」を見つけてしまったのだ、と書くと偶然の様だが、あたしは「小布施堂 松坂屋上野店」に足が向くようにと導いたのだよ(笑)。

そこでは当然に「モンブラン」をもらう。家人はなにも云わないけれど、また始まったと思っているに違いないのだ。こうして買うものは、結局は家人のものになるのだがら問題はあるまい(笑)。二つもらった。「今日できたばかりのものですよ」と店員さん。昨日のは売れてないそうだが、当たり前だ。と思うあたし。

包みに入れてもらいあたしの手に。結構重いが、あたしは何故かうれしいのだ。うれしさのあまり振り回さないようにと気を使う。ウチに帰ってから姿を見てみる。おーやっぱり「小布施堂」だ。良いじゃないか。このこんもりとしたその形、栗の味がそのまま残ったような細い糸。あたしはホンの一口だけを口に運ぶ。

あーこいつは(値段も頑張っているが)それ以上にうまいと思った。「モンブラン」なら「和栗や東京店」のケーキは抜群だし、「神田 近江屋洋菓子店」の「モンブラン」には絶句した。でもこれは「小布施栗」を使っているという気合いもなく、食べて落ち着くお菓子なのだ。いや、ご馳走さま。

モンブラン

モンブラン

小布施堂 松坂屋上野店
東京都台東区上野三丁目29-5 松坂屋上野店1F